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陸路トルコへ
Greece–Turkey 40-Day Journey / Day 10

テッサロニキから国境駅へ

 昨日の夜は宿の中も外もうるさくて、何度も目が覚めたけれど、そのわりには短時間でしっかり眠った気がする。

 6:00 — 起床。昨晩、他のお客がシャワーを長時間独占していて、待っている間に眠くなって寝落ちしてしまったので、申し訳なく思いつつも、早朝からシャワーをあびる。

 6:20 — チェックアウト。寒くなかったし、18€なのになかなか良い宿だった。

 6:30 — テッサロニキ駅に着いた。今日はここから7:20発のIC(インターシティ)で国境を越え、トルコのイスタンブールに向かう。7時に駅のインフォメーションが開いたので、窓口のお姉さんを捕まえて、ピシオン駅というギリシャの国境の駅での列車の接続について聞いた。異国の地で、しかも国境を越えるとなると、どんなものなのか全然想像ができないから心もとない。
窓口のお姉さんにイスタンブールの何という駅に着くのかと尋ねたら、なんでも無い事のように「あら、それは分からないわ」と言われた。本当にそれは重要なことじゃないのだろうか??
たぶんヨーロッパ側からのトルコへの入国は、スィルケジ駅で間違いないとは思うんだけど…。(アジア側からの入国はまた別の駅に到着するらしい)
21:30に駅に着いて宿を探せるのかどうか、この旅始まって最大の不安にぶち当たっていたのだけれど、最悪朝まで駅に居ればいいやという気持ちになっていた。

世界の車窓から
世界の車窓から
ピシオン駅
ピシオン駅

いよいよ出発

 7:20 — IC出発。電車は座席が広くて快適。バックパックは足元に置いて、自転車の鍵で座席の脚にくくりつけた。 ギリシャに来て10日。エーゲ海以外の街や遺跡を巡りながら、北に足を進めてきた。今度ギリシャに戻ってくるのは、友達がやってくる4月の最終週あたり。しばらくギリシャともお別れだ。
とはいえ、『世界の車窓から』をゆっくりと楽しむ余裕もなく、電車の中でトルコについて猛勉強。 メルハバ、テシェッキュレデリム、アラスマラドゥク!トルコ語は舌を噛みそうだ。

 14時前、回ってきた車掌さんからパスポートを回収され、「国境でパスポートコントロールがある。それから、15:30の電車に乗り換えるんだよ」と説明を受けた。パスポートを回収されたまま、電車は国境のピシオン(Pithion)駅に着いた。乗り換えの場所は、案内されるがままに着いていって、ここで待てと言われたので簡単だった。私はたいてい心配の方が余計に多い(一人旅はそのくらいで丁度良いのかもしれない)。 同じ電車でトルコ入りするのは、全部で15人くらいで、日本人は私一人。 スペインから来たヌーチョという面白いお兄ちゃんと知り合った。

 15:30 — 電車さんがやって来て、乗り込むとパスポートが戻ってきた。国境警備のおじさんやお兄さん達が、ギリシャから去って行く電車を見送る。アメリカ人っぽいお姉ちゃんは、窓から体を半分乗り出して、「ヒューヒュー!」といいながら拳を突き上げていた。私は一人でコンパートメントに座り、扉を閉めて窓を開けた。古びた鉄橋に描かれた青と白のギリシャ国旗が、途中から赤地に白い月と星のトルコ国旗に変わった。国境を越えたのだ。
今度はトルコ側の国境で、パスポートコントロールがあった。そうしているうちに周りが騒がしくなった。ビザがなんとか言っている。なんだろうと思って通路をのぞくと、そこにいたヌーチョが「パスポートを返してもらう時に、10€取られるよ。ビザの関係で」と言った。「そんなの聞いてない」と言うとヌーチョは両手を広げて「僕もさ」と言った。そのうち車掌さんがパスポートの束を持って私がいるコンパートメントにやってきた。車掌さんがトランプのように色とりどりのパスポートを広げて「どれ?」というように私の顔を見た。「Japanese」と言うと、「Japanese?」と言ってパスポートを返却されて、お金は請求されなかった。通路からヌーチョが口パクで「なんでー?」と言っていたので、私も「さぁ?」と口パクで返した。日本とトルコ間では、3ヶ月以内の観光目的の滞在なら、ビザはいらないはずだ。請求される方が変なんだけど…。
ネタが多いので次のページに続きます・・・

Location

■ピティオン駅Pythio Station
Pythion, Evros, Eastern Macedonia and Thrace, Greece