デルフィ遺跡
昨日は寒くて寒くてなかなか寝つけず、明け方、少し暖かく感じはじめたころには、凍死とはこんなものかと考えたりした。8時まで寝て、町の入口にあるバス停へ、明日のラミア行きのバスを確認しに行った。ラミアで電車に乗り、いくつか乗り継いでメテオラに向かうつもりだった
バス停に行く途中、60代くらいのアジア系の品の良いご夫婦に「日本の方?」と声をかけられた。「そうです」と答えると、「まー、こんなところで日本人に会うなんてねぇ」と奥さん。
二人はメテオラからデルフィにやってきて、これから遺跡を観光するのだという。このご夫婦は日本人だけど、イギリスのケンブリッジ在住とのこと。ギリシャやトルコでは、他のヨーロッパの国々からやって来た日本人に多く出会った。シーズンでもないこの時期、アジアからわざわざやって来る人は少ない。純粋に遠いもんね。
ご夫婦から、メテオラ観光の足場となるカランバカの町のお勧めの宿を教えてもらった。私がバスの時刻表を見に行くのだと言うと、「ここまで来るバスは本当に大変だったよ」とご主人。乗り継ぎで、不便な場所で2時間待ったとぼやいていた。
二人と別れてバス停へ。ラミア行きは6:30、10:15、15:00と、一日に3本あるみたい。お土産屋兼キオスクみたいなバスステーションでチケットの値段を聞くと、7.80€。2時間で着くという。
10時のバスでいいかな。でも夜までにはカランバカで宿を決めなければならない。かといって、朝6時半のデルフィの寒さを考えるとぞっとする。


遺跡探索
バスの時間は後で考えることにして、今日は絶対行っておきたいデルフィ遺跡の観光に向かった。
チケット売り場で博物館の見学料込みのチケットにするかと聞かれたけど、3€をケチって「Ruinsだけでいい」と言った。ガイドブックに解説が載ってるから良いってことで。
せっかくこんなところまで行ったんだし、博物館は見れば良かったよね……。
デルフィは、最高神ゼウスが「世界の中心」と定め、ゼウスの息子であるアポロンが神託を授けた、古代ギリシャを代表する聖地。
世界遺産デルフィの古代遺跡は、神託が行われたアポロン神殿を中心に、山の斜面にしがみつくように造られている。周囲の山々の荘厳さもあいまって、観光地というよりも、今もなお「聖域」なのだと感じる大きな遺跡だった。
アポロン神殿にはかつて、『汝自身を知れ』という格言が掲げられていたとか。
古代劇場やスタジアムは本当に綺麗に残っている。古代劇場の観客席は、今でも普通に座れる。
スタジアムでは、観光にやってきた中高生くらいの男の子たちが一斉に駆け出し、陸上競技の真似事をしていた。その中に、さっきバス停の近くで会ったケンブリッジから来たご主人を発見して、「若いなぁ」と微笑ましく思った。



カスタリアの泉
デルフィ遺跡から少し離れたところにあるカスタリアの泉(ストーカー避けになるから是非行くように、と友人に言われていた)と、マルマリア(アテナ・プロナイア)の神域を訪れた。


休憩
遺跡を堪能した後、町に向かって歩いていると、かっちょいい男の子4人組が手を振って、一緒に写真に写れと言うので写った。
腰に手を回すあたり、きっとイタリア人(偏見です)。
でもキャッキャとしているので、変な気があるわけじゃない。
町に戻って来て、寒さのあまりカフェに入った。サンドイッチとココアを注文(6.5€)。もうすぐシエスタの時間だよなぁと思いながら、暖かいので2時間くらい居座って、日記や手紙を書いた。
もう少し暖かければ安宿で充分だけど、寒い時期は暖房必須かもしれない。洗濯物は乾かないし、外を歩き回ったのにお風呂に入れないのも辛い。次の町では食費を抑えて、少し良い宿に泊まろうかと考えた。
ここがどのくらい寒いかといえば、室内で上着を着ていても、ガタガタと震えが来るほどだ。あまりの寒さに、思わず家に防寒着を取りに帰りたくなった。
ここ数年でユーロがとても強くなっていて、ギリシャの物価は安くない。サンドイッチひとつ買っても2.4~3€(480円)くらいする。
どうやって節約しようかと考えながらミニスーパーに入ると、食パンがたくさん入って1.5€ほどで売っていた。
これで食いつなげば2日くらい持つのでは??
今度からそうしよう!
スーパーで晩御飯用に、インゲンのトマトソース煮のような缶詰を買って食べた。これがとても美味しくて大正解♪
0.3€の菓子パンを半分かじって、残りは明日の朝食べることにした。


Location
■デルフィ遺跡 Archaeological Site of Delphi
Delphi 330 54, Greece

