ブレックファースト・インクルード
今日の朝ご飯は、宿の4階でビュッフェだった。昨日宇多田ヒカルをノリノリで聞いていたおじさん(兄さん?)は、別の日本人宿泊客の男性に「朝食はアヤソフィアの近くだから」と朝から客をからっかって楽しんでいた。朝食は、パンと野菜とチーズと飲み物が数種類あるだけの軽食。それでもギリシャで朝食付きの宿なんかに泊まってなかった私には、とても贅沢しているように思えた。
オトガルへ
朝食後、トラムヴァイ(路面電車)と、メトロ(地下鉄)に乗って、オトガルまで行った。どちらもジェトンというコインで乗る。ジェトンは1枚1.10YTL(約90円)。トラムヴァイは新しくて綺麗で、電光掲示板に次の停車駅が流れるので、とても助かる。ギリシャより解りやすくて、簡単にたどり着けた。
オトガルに着いてびっくり!見渡す限りバス会社!ここに入っているバス会社だけで数百社あるらしい。さすがバス大国と言われるだけのことはある。トルコ語は全く必要なかった。ふらふらと歩いているだけで、「どこ行きたいの?それならこっちこっち!」とバスのチケットが買えるところまで、そのへんにいるおじさんが連れて行ってくれるのだ。
明日の朝、ここからバスで7時間かけて、サフランボルに行こうと思う。その後、カッパドキア、パムッカレ、エフェスなどの世界遺産をめぐるつもり。バス会社のおじさんにガイドブックのサフランボルのページを開いて、「サフランボルに行きたい」と英語で言うと、「あー、サフランボルね!オッケーオッケー!」と解ってくれる。英語が通じる率はギリシャの方が高いけれど、トルコ人はものすごくフレンドリーなので、言葉はあまり気にせずに話ができる。バスのチケットも予想よりも安く買えた。チケットを受け取ると、おじさん達は、ニコニコしながら「チャイ飲んでかない?」と言う。でも新市街で何か食べようと思っていたので、せっかくだけど、と丁寧に断り、再びメトロとトラムヴァイに乗って、新市街に向かった。


※現在は使われていません※

サバサンド
エミノニュ駅を降りたら、どーーーんと金角湾が目に飛び込んできた。すっごい!!なんて美しい景色なんだろう!ガラタ橋のたもとは賑やかで、アジア側とを繋ぐ船から人がたくさん降りてきた。イスタンブールは海で隔てられた旧市街、新市街、アジア側の3つの地域に別れているので、船がバス感覚で行き来している。
橋の近くではサンドを売っているおじさんがいて、私を見つけるなり「鯖サンドーーー!」と日本語で叫んだので、私も「サバサンドー!?1つ頂戴!」と叫んで1つ買った。大きなパンに、鯖を開いて炭火で焼いたものと、たっぷりの玉ねぎを挟んでくれる。これで1YTL(80円)! めちゃくちゃ美味しくて、安い!トルコは料理が安くて美味しいので嬉しい。金角湾と、ボスポラス海峡、そしてアジア側のイスタンブールを眺めながら、食べるサバサンドは最高!一眼レフを出して写真を撮った。


新市街
サバサンドを食べ終えて、ガラタ橋を渡って新市街に向った。ガラタ橋の上では、おじさんたちがずらっと釣りをしている。結構大きな魚も釣れるみたいで、みんなバケツのようなヨーグルトの容器に、釣った魚を入れていた。
こうやって歩いていると、ヨーロッパ人はよく見るけど、アジア系の人は少ない。そのせいで、歩いているだけで、ほぼ全員の男の人が振り返ってまじまじと私を見てにっこり笑っていく。まるで動物園状態‥‥。アジア人で、しかも女性の一人歩きだから、もはや珍獣みたいなんだろうな。バックパッカーの旅行者の中でも、女性一人っていうのはまだ見てないし。夏になれば、もう少しいるのかもしれないけど、今の時期はひたすら珍しいみたい。屈強な男達の中で、一人屈強に旅する私。なんだか脚もたくましくなった気がするのよね、最近。筋肉がついたみたいで‥‥。これはかなり深刻な問題。
新市街側に行って、ガラタ塔を目指して歩いた。結構な坂道だ。靴磨きの少年が、私を見て「Do you love me?」と聞いてくる。その英語はどうかと思うぞ。新市街はアヤソフィア周辺と違って、絨毯屋に誘う人がいないなぁ、と思った瞬間、変な男の人から声をかけられた。ニヤニヤ笑いながら近づいてきて、警察だかツーリストポリスだかのIDカードみたいなものを見せながら、「何処行くの?観光情報を教えてあげるからオフィスに来ない?」と言う。馬鹿なのかなと思って「私はトルコの警察のIDカードがソレなのか知らないし、ポリスがそうやって声をかけて来るのかどうかも知らない。もしあんたが本当の警察でもあんたの助けは必要ないから」と言い捨てて早歩きでその人から離れた。あんなにニヤけたポリスがいてたまるもんか。いくらなんでも分かりやすく着いていっちゃダメな人だった。
ガラタ塔は坂道の途中に立っていた。中に入って展望台に登ると、イスタンブール中が見渡せる。どこまでも広がるイスタンブール。アジアとヨーロッパを繋ぐ街。アジア側を見ながら、日本のことを考えた。

再び旧市街
しばらく景色を堪能してから旧市街に戻り、露店のアクセサリー売りのおじちゃんから2YTL(160円)のピアスを3つ買った。
座り込んで選んでいると、日本語が上手い旅行会社の男の人が話しかけて来た。「日本の何処からきたの?」「福岡だけど?」と答えると「高宮?」と。まさかそんなローカルな地名が出てくるとは思わなくて、「え、高槻のこと?」と聞き返すと、「そりゃ大阪でしょ」と言われた。なんでそんなに詳しいんだろう?
それから宿に戻ると、宿の給仕をしている住み込みの男の子から声をかけられて、話しをしながら少し歩こうと誘われたので、近所のスーパーに乾電池を買いに行った。「日本人が一番好きだ。韓国人はベター。中国人はキライ」と彼は言う。中国人はペラペラ喋ってうるさいから嫌いなんだって。確かに、この旅で出会った中国人の旅行者たちは、集団でいることが多くて、話し声も大きかった気はする…。日本人は親切で優しいから好きなんだそうだ。「食事の後にごちそうさまって声かけてくれるのは、君くらいだよ」と言われた。へぇ、そうなんだねぇ。私は「ありがとう・ごちそうさま・美味しかったよ・ごめんなさい」が言えることが、お勉強ができることよりも何より大事な事だと思っている。

Location
■ガラタ橋Galata Bridge
Sultan Ahmet, Atmeydanı Cd. No:7, 34122 Fatih/İstanbul, Turkey

