エフェソス遺跡へ
今日は土曜日なので、宿の前の道にバザールが出た。すごい賑わい!道が全部テントで埋め尽くされている。
朝、パン屋でチーズパイを買ったら、パン屋のおじちゃんがクッキーを2つおまけに付けてくれた。チーズパイはとてもおいしい。明日も買ってから電車に乗ろう。
オトガルに行って、エフェソス行きのバスに乗った。エフェソス遺跡(トルコ語ではエフェス)は町から3〜4kmのところにある。入場料が15YTL(1200円)と少し高めだけど、見ごたえのある遺跡だ。お菓子を買って来るんだった。
エフェソス遺跡は広い。じっくり見て回ると軽く3時間はかかりそうな広さだ。北の入り口から少し行ったところにある大劇場は、これまで見た劇場の中で一番大きかった。かつてローマ時代には、剣闘士と猛獣の闘いがここで行われていたのだそう。剣闘士たちが歩いただろう舞台へ向かう通路を、剣闘士風に颯爽と歩いてみた。
それから、マーブル通りを歩きまわって、この通りの何処かに掘られているという古代の娼館の広告と言われているものを探したけど、見つけられなかった。あんなに探したのになぁ。その広告元の娼館は、壮麗なセルスス図書館の向かい側にある。いったいどんな造りの街だ。




見どころ満載すぎる遺跡
図書館は本当に見事。正面ファサードの1階部分には、左から「知恵」のソフィア、「美徳」のアレテー、「思慮」のエンノイア、「知識」のエピステーメーを象徴する4体の女性像が並んでいた。クレテス通りのモザイク画は今でも色が鮮明で美しい。アヒルのモザイク画があった。公衆トイレは敷居がない。並んで話しでもしながら用を足すのだろうか‥‥。それもすごい。せっかくなので座ってみた。
ハドリアヌス神殿は装飾が見事。ツアー客を連れたガイドさんの話を横でこっそり聞いたところ、エフェソスの伝説などが彫られているらしい。
とにかく見どころの多い遺跡で、一通り見て回った後は、少し消化不良気味になったので、反すうしながら、セルチュクまで歩いて帰ることにした。途中何台も車が止まって「乗っていきなよ」と言われるんだけど、全部断った。好意かもしれないけど、乗れるわけがない。





バザールからのアルテミス神殿
40分ほど歩いて、セルチュクの町に帰ってきた。バザールの近くで子供たちが食べていたサンドがおいしそうだったので、1つ買ってみた。1.5YTL(120円)でボリュームたっぷり!店の前の椅子に座って食べていると、男の子が声をかけてきて、アイランを買ってくれた。一緒の席に座って話をすると、22歳の学生さんなんだとか。とてもキュートな男の子だ。「なんでそんなにかわいい笑い方するの?」と褒め称えられた。食べた後にバザールを見て回るつもりだと言うと、いろいろ説明してくれるという。彼の妹も出展していて、紹介してもらった。かわいい女の子で、ヘアアクセサリーを売っていた。
バザールを抜けたところで、彼がアルテミス神殿とイーサーベイ・ジャミィに連れて行ってくれると言うので、案内してもらった。かつて世界の七不思議の一つに数えられたアルテミス神殿は、今は柱が一本残っているだけの寂しい場所になっている。柱の周りには池があり、カモやアヒルなどの水鳥と亀をたくさん見かけた。




イーサーベイ・ジャミィ
アルテミス神殿を横切り、イーサーベイ・ジャミィに行こうとしたら、鉄線が張られた塀にぶち当たり、乗り越えなきゃならなくなった。カメラが入ったバッグが重かろうが、最近運動量が増えて逞しくなっている私は、簡単に塀を乗り越えてしまい、手を貸そうとしていた彼に感心された。
イーサーベイ・ジャミィは、セルチュクに入って唯一訪れたジャミィ。イスタンブールのジャミィのような華やかさはなくとも、中庭の木に感動した。それは、J.R.R.トールキンの『指輪物語』を読んだ時に頭の中に描いていたゴンドールの『白の木』そのものだった。偶然…いや必然の出会い?
ところで、どうやらこの男の子から本気で恋をされてしまったらしい。一緒に歩いていると肩に手を回そうとするので、「ヨーロッパ人ってみんなそうするよね。でも日本人はあんまりしないのよ。だからやめてね」と注意したら苦笑いしていた。ガチ恋に思わせぶりな態度を取るのは、自分ポリシーに反するので、そろそろバザールに戻ることにした。
バザールでイチゴを1kgを1.5YTL(120円)で買った。ずっしりと重い。そろそろ夕方になってきたので、さっきの彼にさよならを言うと、バイト先の店でご馳走したいとか、なんとか言ってたけど「あぁ、ごめんなさいね、今日はホテルのママが私のために食事を準備してくれるのよ(それは昨日の話)」などと言って、断った。この子、大丈夫だろうか。こんなに簡単に一目惚れして、いつか悪い女に騙されやしないかと心配してしまう。
晩ご飯はさっき買ったイチゴ。甘いんだけど、日本のイチゴより野菜っぽくて歯ごたえがある。あきらかに1kgは食べ過ぎ。相当お腹にたまった。

『指輪物語』のゴンドールの『白の木』みたい!

Location
■エフェソス遺跡Ephesus
Atatürk, Efes Harabeleri, 35920 Selçuk/İzmir,Turkey

