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Greece–Turkey 40-Day Journey / Day 3 初めてのギロ・ピタ 7:00 — 起床。昨夜は飛行機疲れのため、10時間寝倒した。支度をして、「出かけてきま~す」と宿のおじさんに挨拶すると、「おーし、帰って来たら、カフェに行こう! ギリシャのカフェはイイんだぜ!」と、昨日と同じことを言っている。(そして「俺のカブに乗って」を忘れない) プラカ地区一帯をぐるぐると探検した。今日はちょっと肌寒い。 猫や犬がとても人懐っこくて、足下に近づいて来る。写真を撮りながら歩き回っていると、お腹が空いてきたたので、ギロ・ピタ(E1.50)を食べた。周囲のお土産屋に気をとられていたら、見落としてしまいそうな小さな店だったけど、女の子達が店の前でお喋りしながら食べていたので、そこが店なのだと分かった。 注文は窓から。狭い店の中に、白髪のおじちゃんと、炭火焼きの肉の塊が2種類グルグルと回っている。おじちゃんに「写真撮ってもいい?」と聞くと、店の中に入れてくれて、一緒に写真を撮らせてくれた。初めて食べたギロ・ピタはホントに美味しかった。削ぎ切り肉と野菜とフライドポテトをナンで巻いたようなやつなんだけど、ボリュームたっぷりで大満足! 落書きも秀逸 アントニスのギロ・ピタ ローマン・アゴラ それから、ローマン・アゴラに向かう。入場料は昨日行ったアクロポリスの入場券があるのでタダ(48時間有効)。ローマン・アゴラは、ローマ時代初期の市場兼集会場。入ってすぐのところに、「風の神の塔」がある。八角形のこの塔は、かつては、日時計、水時計、風見の3役をこなしていたらしい。上を見上げると風の神の彫刻がものすごく良い。 ローマン・アゴラは本当に民家のど真ん中にあってびっくりする。遺跡の中を普通にトラムが通っていったり。ギリシャは古代と現代が近すぎる。 風の神の塔 遺跡と民家の距離感がすごい 古代アゴラ(アテナイのアゴラ) それから、古代アゴラ(アテナイのアゴラ)とヘファイストス(テセイオン)神殿に向かった。 途中、ちょっと道を間違って、大通りじゃない道を通ると、おばちゃんが猫の大群に餌をやっていた。おばちゃんに挨拶したけど英語が通じなかった。しばらく猫たちと戯れた。ギリシャのおばちゃんは、猫を呼ぶとき「ピスピスピス」と言う。今度から私も使わせてもらおうと心に刻んだ。 そんなこんなで、古代アゴラに到着。ここもアクロポリスの共通券で無料で入れる。野の花がいっぱいの古代アゴラは、アクロポリスよりも感動。ここはかの有名なソクラテスやプラトンが弁舌をふるっていた場所。アトランティス大陸についての最古の記述を残したというあのプラトン先生が。是非とも直接お話しを聞きたかった…。 猫の餌付けの規模ヤバい プラトン先生が立ったかもしれない演説台 移動の準備 2~3時間かけて古代アゴラを堪能してから、明日のバス乗り場を確認しに、シンタグマ広場方面に向かう。適当にこっちの方向だろうと歩いていると、モナスティラキ駅の近くのモナスティラキ広場に出た。生活感が溢れていて、ゴミゴミしている。道を調べようとベンチに座ったら、顔にペイントした気持ち悪いオジサンに声をかけられたので、思い切りガン飛ばして、その場を離れた。少し前からつけられていたのは知っていたけど、私の睨みは効果てきめんだったようで、それ以降ついてこなくなった。 本当にこの道で良いのか不安になり始めたころ、シンタグマ広場が見えてきた。見慣れた景色に安心!ここはもうだいたい庭だ(言いすぎ)。 喜び勇んでバスを確認しに行くと、バス停の表記が全部ギリシャ語!行き先が読めない…。ひとまずバスの乗り場だけは解ったので、発車時刻をデジカメで撮って、後でじっくり確認することにした。 14時頃、Everest(チェーンのカフェ)に入ってカプチーノとケーキ(E2.80)を食べる。オレンジとチョコレートのパウンドケーキは日本ではあまり見たことがない。とても美味しかった。でもカプチーノはSTREET CAFEの方が泡がきめ細かくてクリーミーで好みだった。 それからちょっと家に電話をかけた。母は国際電話は高いと思って気を使っていたみたいだけど、電話代はとても安い。E4(560円)のテレホンカードで、5回ほど日本に電話したけど、まだなくならない。公衆電話は基本的にどれでも国際電話がかけられるのでとても便利。便利といえば、郵便局やOET(電話局)でも両替えが可能。場所によっては銀行よりもレートが良かったりする。 夜はさっさとシャワーを浴びて、明日からの計画を練った。このシャワーがなかなかの曲者で、迂闊に出しっ放しにできない。出し過ぎると時々水になったりするので(まだ寒い今の時期にそれは恐い)、濡らしたら一旦止めて、洗ってから急いで流す、を繰り返す。飛行機でもらったアメニティセットに入っていた靴下が寝る時に大活躍。持って来て正解だった。 あと、トイレが戸惑う。紙を一緒に流してはダメなのだ。詰まってしまうからなんだけど、朝なんかにぼーっとしていると、うっかりトイレの中に紙を捨ててしまいそうになるのだ。『郷に入ったら郷に従え』なんだけど、無意識でやっていたことを変えるのはなかなかに難しいものだな、と思った次第。 ぜんぜん読めないバスの停留所 必死の痕跡(ベッドの上) Location ■古代アゴラ(アテナイのアゴラ) Ancient Agora24 Adrianou, Athens 10555, Greece

Greece–Turkey 40-Day Journey / Day 2 ギリシャへ(機内) 1:00 — SQ348にてアテネへ出発。搭乗ゲートの表示が出てから、ゲートが3回変わった。 この時期、アテネへ行く人は少ないみたい。近くに居たギリシャ人のおじさんが、「君はギリシャに行くのかい?」と気軽に声をかけてくる。手荷物を機械に通して、少しおじさんと話していると、またゲートが変わった模様。「4回目だよ、あっはっは」‥‥気楽だなぁ。 4度目の正直。今度こそちゃんと飛行機に乗れた。周りから聞こえてくる声が、ギリシャ語ばかりになってきた。「パラカロー(英語のPlease)」とか、くるくる回っている語感がなんともかわいらしい。飛行機のトイレで顔を洗って、就寝モードで席に着くと、サンドイッチとリンゴとポテトチップスというヘビーな夜食が配られた。 結構しっかりと寝て、身支度をしていると、日本人らしき女の子がこっちを見ていたので声をかけた。名古屋からきたというトモコちゃんは、妹のキョーコちゃんと一緒に10日ほどギリシャの島に滞在するらしい。 席に戻って、朝食を持って来てくれたスチュワードさんと話しをした。「え?40日もいるの?友達とかは?」と聞かれたので「一人よ」と応えると、「ワオ!!君はアドベンチャラーだね!」と親指を立てて、グッジョブサインをいただいた。 アテネ到着 アテネの空港、エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港に到着!ついにギリシャにやってきた! 預けた荷物が出てくるのを待つ間、機内で会ったトコモ&キョーコ姉妹とお喋りをした。二人は予約しているホテルのあるシンタグマ広場に向うという。私もひとまずそこから始めようと思っていたので、バスで一緒に行くことにした。 ツーリストインフォメーションでCityMapをもらい、E95番のエアポートバスでシンタグマ広場に向う。オリーブの木を山程見かけた。40分くらいでバスはシンタグマ広場に着いた。バスを降りて、3人でキョロキョロしていると、変なおじさんが英語で声をかけてきた。これが噂の悪徳旅行会社!(じゃなかったかもしれない)「ソーリー、もう予約してるのよ」などと嘘を並べておじさんの助けを断った。 空港のツーリスト・インフォメーション シンタグマ広場 宿探し 両替えなどをしたかったので、広場でトモコ達を別れた。 実に変わった子だった。なぜ旅先としてギリシャを選んだのか、お互いに聞きあったら「聖闘星矢が大好きだったの!」と嬉々として説明してくれた。そして妹がすごく疲れた顔でそんな姉を見ているのが面白かった。「パルテノン神殿でサオリさんのように君臨してきてねー」と言って手を振ると、トモコはビックリしたように振り返り「そんなこと言う人初めてよ!」と言った。 二人と別れて、まずやることは宿探し。荷物を置いて身軽になりたい。トモコが親切に、この辺りに日本人が経営している安心な旅行会社があって、宿を紹介してくれるだろうと教えてくれたのだけど、旅行会社で紹介してもらうような良いホテルに泊まるつもりはなかったので、安宿がたくさんあるというアテネのプラカ地区に向かって歩き始めた。(←アテネはじめての人) プラカ地区の町並みはとてもかわいらしく、パステルカラーの壁の家々や石畳の道に、花やオリーブが色を添えている。ふと安宿っぽい「HOTEL」の看板を見つけて見上げると、ブルーのテラスが雰囲気がよくて、そこに入ってみた。道場破りさながら「たのもー!」という勢いで、誰もいない受付に向って「Excuseme~!」と言うと、2階からバタバタと小柄なおじさんが降りて来た。シングルルームで安い部屋はあるかと聞くと、トイレとバス共同で、一泊E28とのこと。「2日泊まったらディスカウントしてくれる?」と聞くと、すごくしぶってからE25にしてくれたんだけど、まだ朝も早かったし、他を見ても良かったので、「他も見てみるわ」というと、最終的に1泊E20にしてくれた。「何がそんなに問題なんだ、俺のバイクはホンダのカブなのに…」とボヤかれたけど、聞こえていないフリをした。清潔な宿とはちょっと言いがたいけど、シャワーもちゃんとお湯が使えるみたいだし、立地は申し分なかったので、バックパッカー初日に泊まる宿としてはなかなか良かったと思う。 夕方、ネットカフェで友達に「値切ったよ」とチャットを送ると、「いきなり逞しすぎる!」と絶句された。 さて、荷物を部屋に置いて、外出を告げようとすると、さっきの宿のおじさんが上の階から「Come on!!」と手招きしながら叫んでいる。応じて上に登っていくと、なんと!真昼の太陽が照りつける屋上からはアクロポリスが見える!すごすぎ!!舞い上がって写真を撮った。「ちょっとあそこに行って来るわ!」と言って宿を飛び出したけど、まず地理を把握した方がいいだろうと思いなおして、一旦シンタグマ広場に向かった。大きな道は全部この広場に行き着くので分かりやすいのだ。その分ここは、右も左も解らない旅行者が集まる場所なので、『まず騙されるのはこの広場』らしいんだけど、得に何事もなかった。シンタグマ広場の像のナニにオレンジが刺してあって、どこの国もやることは同じだなぁと思って、一人で大いにウケた。 HOTEL KOUROS どこの国でもやることは同じ アクロポリス だいたい地理がつかめてきたので、本日の本命のアクロポリスに登ることにした。大きな道より、プラカの町を抜けていった方が気持ちがよさそうだと思って歩いて行くと、まるでポストカードのような小道があったり、犬猫がたくさん出て来たりして、大正解!途中、手書きの『←ACROPOLIS』の標識に、「マジで??」と思ったりしたけど、ちゃんと辿りつけた。 世界史の教科書の最初のページに、私はいる。 こんな大きな遺跡が、大都会アテネに聳えているんだから本当にすごい。紀元前424年に完成したパルテノン神殿は、修復工事をうけながら、眼下に広がる変わり行く街並みと、人々の姿をずっと見守っているように思えた。 手書きの「←アクロポリス」の看板 やってきましたアクロポリス! Location ■アテナイのアクロポリス Acropolis of AthensTheorias 20, Athens 105 55, Greece