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Athens

バックパッカー 女性一人旅 ギリシャ〜トルコ40日 2日目 アテネ到着

1:00am SQ348にてアテネへ出発。搭乗ゲートの表示が出てから、ゲートが3回変わった。
この時期、アテネへ行く人は少ないみたい。近くに居たギリシャ人のおじさんが、「君はギリシャに行くのかい?」と気軽に声をかけてくる。手荷物を機械に通して、少しおじさんと話していると、またゲートが変わった模様。「4回目だよ、あっはっは」‥‥気楽だなぁ。
4度目の正直。今度こそちゃんと飛行機に乗れた。周りから聞こえてくる声が、ギリシャ語ばかりになってきた。「パラカロー(英語のPlease)」とか、くるくる回ってる語感がなんともかわいらしい。飛行機のトイレで顔を洗って、就寝モードで席に着くと、夜食にサンドイッチとリンゴとポテトチップスというヘビーな夜食が配られた。

結構しっかりと寝て、身支度をしていると、日本人らしき女の子がこっちを見ていたので声をかけた。名古屋からきたというトモコちゃんは、妹のキョーコちゃんと一緒に10日ほどギリシャの島に滞在するらしい。
席に戻って、朝食を持って来てくれたスチュワードさんと話しをした。「え?40日もいるの?友達とかは?」と聞かれたので「一人よ」と応えると、「ワオ!!君はアドベンチャラーだね!」と親指を立てて、グッジョブサインをいただいた。

アテネの空港、エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港に到着!ついにギリシャにやってきた!
預けた荷物が出てくるのを待つ間、機内で会ったトコモ&キョーコ姉妹とお喋りをした。二人は予約しているホテルのあるシンタグマ広場に向うという。私もひとまずそこから始めようと思っていたので、バスで一緒に行くことにした。

ツーリストインフォメーションでCityMapをもらい、E95番のエアポートバスでシンタグマ広場に向う。オリーブの木を山程見かけた。40分くらいでバスはシンタグマ広場に着いた。バスを降りて、3人でキョロキョロしていると、変なおじさんが英語で声をかけてきた。これが噂の悪徳旅行会社!(じゃなかったかもしれない)「ソーリー、もう予約してるのよ」などと嘘を並べておじさんの助けを断った。

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“The Professional Hobo”

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“Never Ending Footsteps”

両替えなどをしたかったので、広場でトモコ達を別れた。
実に変わった子だった。なぜ旅先としてギリシャを選んだのか、お互いに聞きあったら「聖闘星矢が大好きだったの!」と嬉々として説明してくれた。そして妹がすごく疲れた顔でそんな姉を見ているのが面白かった。「パルテノン神殿でサオリさんのように君臨してきてねー」と言って手を振ると、トモコはビックリしたように振り返り「そんなこと言う人初めてよ!」と言った。

二人と別れて、まずやることは宿探し。荷物を置いて身軽になりたい。トモコが親切に、この辺りに日本人が経営している安心な旅行会社があって、宿を紹介してくれるだろうと教えてくれたのだけど、旅行会社で紹介してもらうような良いホテルに泊まるつもりはなかったので、安宿がたくさんあるというアテネのプラカ地区に歩いていった。(←アテネはじめての人)

プラカ地区は町並みがとてもかわいらしく、パステルカラーの壁の家々や石畳の道に、花やオリーブが色を添えている。ふと安宿っぽい「HOTEL」の看板を見つけて見上げると、ブルーのテラスが雰囲気がよくて、そこに入ってみた。道場破りさながら「たのもー!」の勢いで誰もいない受付に向って「Excuseme~?」と言うと、2階からバタバタと小柄なおじさんが降りて来た。シングルルームで安い部屋はあるかと聞くと、トイレとバス共同で、一泊E28とのこと。「2日泊まったらディスカウントしてくれる?」と聞くと、すごくしぶってからE25にしてくれたんだけど、まだ朝も早かったし、他を見ても良かったので、「他も見てみるわ」というと、最終的に1泊E20にしてくれた。「何がそんなに問題なんだ、俺のバイクはホンダのカブなのに…」とボヤかれたけど、聞こえていないフリをした。清潔な宿とはちょっと言いがたいけど、シャワーもちゃんとお湯が使えるみたいだし、立地は申し分なかったので、バックパッカー初日に泊まる宿としてはなかなか良かったと思う。
夕方、ネットカフェで友達に「値切ったよ」とチャットを送ると、「いきなり逞しすぎる!」と絶句された。

さて、荷物を部屋に置いて、外出を告げようとすると、さっきの宿のおじさんが上の階から「Come on!!」と手招きしながら叫んでいる。応じて上に登っていくと、なんと!真昼の太陽が照りつける屋上からはアクロポリスが見える!すごすぎ!!舞い上がって写真を撮った。「私、あそこに行って来るわ!」と言って宿を飛び出したけど、まず地理を把握した方がいいだろうと思いなおして、一旦シンタグマ広場に向かった。大きな道は全部この広場に行き着くので分かりやすいのだ。その分ここは、右も左も解らない旅行者が集まる場所なので、『まず騙されるのはこの広場』らしいんだけど、得に何事もなかった。シンタグマ広場の像のナニにオレンジが刺してあって、どこの国もやることは同じだなぁと思って、一人で大いにウケた。

だいたい地理がつかめてきたので、本日の本命のアクロポリスに登ることにした。大きな道より、プラカの町を抜けていった方が気持ちがよさそうだと思って歩いて行くと、まるでポストカードのような小道があったり、犬猫がたくさん出て来たりして、大正解!途中、手書きの『←ACROPOLIS』の標識に、「マジで??」と思ったりしたけど、ちゃんと辿りつけた。

世界史の教科書の最初のページに、私はいる。
こんな大きな遺跡が、大都会アテネに聳えているんだから本当にすごい。紀元前424年に完成したパルテノン神殿は、修復工事をうけながら、眼下に広がる変わり行く街並みと、人々の姿をずっと見守っているように思えた。

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